「ねこのしあわせのために。ひとのしあわせのために。」小さな希望をつなぐ、大きな理念

CATS WELCARE 代表 川越 里佳(かわごえ りか)さんのご紹介

今回ご紹介する川越先生とご縁を頂いてから3年半になります。先生とお呼びするのには理由があります。川越先生は現役の小児科医です。おつき合いのきっかけも、クリニックを開業するテナント探しのお手伝いでした。

先生はこどものころから生きものが大好きでした。記憶にないころから家にはゴールデンリトリバーがいて、晴れている日は近所の原っぱで昆虫を探し、雨の日は家で昆虫図鑑をずっとみているような子どもだったそうです。大きくなったら豚やアヒル、ニワトリなどを飼うのが夢でした。

社会人になって、勤め先の前で拾われた子ねこを一目見て、わたしが飼いたい!となり、飼い始めたのがねこの活動をする原点だそうです。今は3匹のねこを飼われています。

つぎに川越先生から相談のあったお部屋探しは、ねこ愛に溢れる、まさに〈ねこの神様〉からのような依頼でした。
きっかけは、事故にあった子ねこの保護でした。クリニックが忙しくて世話もままならず、当然クリニック内では飼えない状況に、川越先生はクリニックの近くに家を借りて子ねこを療養されました。

その衝撃的な情熱を目の当たりにして数か月後の2019年11月、川越先生は保護ねこシェルターCATS WELCAREを大阪市内に設立されました。その施設お探しのお手伝いをわたしが担当させて頂きました。

保護ねこシェルターCATS WELCAREは、川越先生の考える社会問題を解決する仕組みを模索する場でもあります。先生はご自身の考える課題をこのように教えてくださいました。

「人間の身勝手で繁殖させられ、飼育を放棄された結果、野良ねことして生活せざるを得なくなった彼らは、小さな体で毎日毎日を必死の思いで生き延びています。飼いねこの平均寿命は15年くらい。一方、野良ねこの寿命は5-8年くらいといわれています。いかに彼らの生活が過酷かお分かりいただけると思います。」

「施設を開設する以前、ボランティアとして地域猫活動(TNR)のお手伝いをしていました。避妊去勢手術のために捕獲されるねこたちの中には、人によって過酷な生活を強いられているにもかかわらず、人を信じて甘えてくる子もたくさんいました。そういう子たちを手術後に過酷な環境に返さなくてはならないのはとても悲しいことでした。この子たちを温かい家庭につなぐことができれば。そう思って施設の設立を決意しました。私たちは、不遇なねこを保護し、一匹でも多くのねこに平穏な暮らしを確保したいと思い活動をしています。」

「一方で、社会の高齢化、雇用の不安定化などにより、愛するねことの暮らしを継続できなくなる方々がいます。無責任だと非難することは簡単ですが、個人主義・孤立化が進む今の時代、予測のできない境遇の変化で自分ひとりの力では問題を解決できない事態に陥るのはだれにでも起こりうることだと思います。これからの時代は、自己責任論を振りかざす前に、お互いの立場を思いやって余裕のあるものが手を差し伸べることが必要だと思っています。私たちはねこを介して、現代社会の孤独や困難を抱える人たちを支える仕組みを作りたいと思っています。」

弊社では、賃貸における三本柱の一つとして「猫の飼育ができる物件」を専門に扱っています。猫の飼育が許されている物件は、犬を飼育できる物件よりも数が多くありません。これは川越先生とのご縁により多くの気づきを得た結果による特化です。
お客さま目線でいっしょに暮らしを考えるのはもちろん、しっかり要望に耳を傾け、正しい知識のもと、安心して飼育できる物件をご紹介いたします。知識のないまま飼育すると、あっという間に増えてしまい飼育困難に陥り、私たちが最も望まない飼育放棄につながります。そうした悲しい結末を迎えない、あなたとねこの暮らしをしあわせにするお手伝いを致します。

お問合せはまずはお電話でお気軽にどうぞ。

あなたの夢を叶えるお手伝いができる日を心待ちにしております。

関連記事

PAGE TOP